死ぬのが待ち遠しい場所
ベナレスを知ってますか?
インドではベナレスは聖地とされています。
ベナレスが聖地と呼ばれる理由の一つにインド人の解脱願望があります。
解脱についての詳細はこちらをお読みください。↓
インド人は生まれて変わることをできるだけ避けたいと思っているようです。
それは
『次に生まれてくる時はもっと貧乏かもしれない』
『次に生まれてくる時はもっと大きな病気で苦しむかもしれない』
と、生まれ変わればもっと大変な人生が待っていると考えているそうです。
だから出来るだけ今回の人生で最後にしたい。
つまり解脱したい。
ということになります。
ここで話をベナレスに戻します。
ベナレスにはある言い伝えが伝わっています。
それは
『カーシャムマラナムムクティ』
という言葉です。
意味は『ベナレスで死ねば解脱出来る』です。
この言葉は解脱願望の強いインド人にとって救いの言葉です。
解脱願望が強いといってもインド人の中でヨーガをやっている人は一握りの人だけだそうです。
だから大半のインド人は時期が近いと
『解脱したいけど解脱出来ないだろう』
と考えています。
ここでベナレスの言葉が救いとなるわけです。
ベナレスで死ねば解脱出来るかもしれないと。
実際にベナレスには『ムクティババン』という『死を待つ館』というものがあります。
そこに死期が近い、つまり死にかけの人が運ばれてくるそうですが、みんな嬉々とした表情だそうです。
ベナレスで死ねて嬉しい。
解脱出来るかもしれない。
と思うと嬉々とした表情になるそうです。
日本とは全く違う死生観かもしれません。
『カーシャムマラナムムクティ』
『ベナレスで死ねば解脱出来る』
この言葉がベナレスが聖地と呼ばれる一つの理由となっているようです。
もっと詳しく知りたい方は↓
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