ヨーガは宗教にならない
ヨーガと宗教では明確な違いがあります。
それは『答え』の見つけ方です。
宗教では自分で考えさせることなく『答え』を与えてくれます。
経典にはこう書いてある、教祖はこう言っている、戒律はこう示していると。
教えてもらう側としては楽かもしれません。
しかし、それでは宗教にずっとすがって生きなくてはなりません。
悪い宗教では自分たちに都合の良い教えを布教している場合もあります。
一方、ヨーガでは修行者が自分で答えを見つけることが大切だと考えています。
グル（師匠）がいてわからないことを質問したとしても直接的な答えは教えてくれません。
答えを見つけるためのヒントを教えてくれるのです。
私の先生は修行を登山に例えて
『良い指導者とは頂上（目的）に向かうための道を沢山示すことが出来る人。こっちにも道がある、あっちにも道があると示し、各々が登りやすい道で頂上を目指すことが出来るようにする人が良い指導者だと思う。』
と言われていました。
この場合の『道』とは修行法のことを指します。
『答えを教えてくれればよいのに』と思うかもしれませんが人から言われて知った答えは自分の身にはならないのですし、人によって『答え』は違います。
だから、ヨーガでは自分で考えて『答え』を見つけることをするのです。
これがヨーガは宗教ではない理由です。
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